2011-03-22

がんばろう、と。


人生観が変わるようなことがいろいろあったし、不安に押しつぶされそうになったり、柄にもなく悩んでちょっと苦しかったりしたけど、落ち込んでいても周りの人を心配させるだけだし、結局自分に出来ることはこういうことなんだと一応の結論が出たところで、自分は誰かを感動させたり、大それたことはできないかもしれないけど、少しだけでも笑わせることはできるかもしれないと、楽しませることができるかもしれないと、それがちょっとでも誰かの元気になれるのなら、それが自分のできることなんじゃないかと、漠然と思いつつも前に進んでいこうと考え、励ましてくれたり、助けてくれたり、応援してくれる人たちにたくさん感謝をしつつ、今日もマサムネたちを描く。あきらめずに立ち上がり続けることが一番強い力なのだと信じながら。


拍手のご返事。

シエスタリズム誕生日おめでとうございます! 八年もやっているなんて知りませんでした。これからも頑張ってください。 by Rumble
まずは十年越えですね。
更新みましたよ。ノブナガの某伝説の剣はかなり反則ですよね(笑)次回のマサムネが気になりなす。更新楽しみにしてます、頑張ってください! by Rumble
本来の持ち主が持てば絶大な力を発揮するんですが。
まんがタイムラブリー買いそびれたあ…これは単行本に賭けるしかない… by らり
先のことは保障できかねますのであまりおすすめできませんよ。
スクナのねこたま。さんの作品が載っているという理由のみで、まんがタイムラブリー買いました。とりにてぃ楽しみにしています! by 魔狼
ありがとうございます。これからもどうかご贔屓に。
先生お疲れ様です。唐突ですが伊達夫妻の話がもう一度読みたいです。スクナ四巻の表紙はねこたま。先生本人で! もしくはアミダクジなどで決めて見ては?‥‥‥‥無理ですかね。 by KZTK
状況次第ですねえ。三巻もホントはイエヤスの予定だったし。
何気なく「戦国スクナ」で検索してここまでたどり着きました。1巻の頃から楽しく拝読しております。今後もお体壊されたりしないよう、執筆されてください。
最近病院行けてないからちょっと不安。
お願いだから、原稿よりも生きること優先してくれ
何とか生きてます。ご心配をおかけしました。
Twitterでねこたま。さんの無事を確認できて良かった。余震に気をつけて下さいね。時には避難もです。東京も凄く揺れて怖かったです…
災害時にTwitterはかなり頼れる存在だと実感しました。
地震大丈夫ですか?
僕は何とか。
ご無事でよかったです!戦国スクナ愛読させていただいています。これからも頑張ってください。 by Asami
あれ? Old Chair のAsamiさんですかね? 違ったらスイマセン。応援ありがとうございます。
無事で良かったです。私は募金するぐらいしか支援はできませんが、いち早く復興される事を願います。その状況では漫画を描く事もままならないと思いますが、元気なマサムネが見れるまでいつまでもお待ちしております。 by つー
ありがとうございます。近いうちになんとか。 
無茶を言います。疲労が溜まった状態では、何もはかどらないし、ミスをしやすくなります。現時点でのミスは命取りになります。県外に出て、一晩だけでも眠られては?2~3ヵ月位、休載覚悟で片付け&準備しないとだめです。長期外出時には戸締りをしっかりと。火事場泥棒が多発してます。
ご心配ありがとうございます。でも、もうちょっとここでがんばってみます。
先生ご自身無事で何よりでした。今からの活動が困難になると思いますがマサムネのように常にポジティブでいてください! 復興、復旧に時間はかかると思いますが頑張ってください。応援しております。 by Rumble
仙台の僕の住んでいるあたりは被害が少なく、少しずつですが元にもどりつつあります。
地震心配です。スクナ達も先生のこと応援してます。ねこたま先生頑張ってください! by 蒼空
ありがとうございます。いまだに余震が怖いです。 
はじめまして、お怪我がなく何よりです。身体面もそうですが精神面でもつらいと思いますがくれぐれもお気をつけください。自分は埼玉ですが地震が来るたびねこたま。さん同様身構えてしまいます。これからも応援させていただきますのでどうかお気をつけください。失礼いたします by みよみやもり
余震が来るたび身構えるから気が休まらないですね。だんだんと少なくなってはきているみたいですけど。
>私信:U渡くんへ。
なんとか大丈夫だったよ。これから大変だけど。浜通り大変なことになってるな。一応ウチの親も避難して無事でいるみたい。

今日の誕生花:レンギョウ
花言葉:希望の実現。











2011-03-16

三日目。

朝、食事として配られたのはハンバーガーの上下のパンだけのやつが2つ。あと水。食べられるだけでもありがたい。昨夜同じ避難所にいた人からの話によると、仙台駅周辺は電気が復旧してるとのこと。自転車で仙台駅まで向かいました。
確かに電気は通っているらしく、信号もちゃんと動いていました。仙台駅につくと完全に封鎖されています。中に入ることは出来ません。山形や古川に行くバスには長蛇の列ができていました。
ヨドバシで充電できるかと期待したのですが、完全に閉まってました。途方に暮れていると駅裏の中華料理屋さんが充電をさせてくれました。
完全復活したアイフォーンで状況を確認すると友人からのメールが届いており、無事が確認できました。そのほかガンガンオンラインの担当さん、ラブリーの担当さん、「花みちおとめ」のはましんさんからもメールがきていました。以前ドラゴンエイジで大変お世話になった担当さんも心配してくれたようで、ありがたかったです。
帰りに寄ったコンビニで偶然アイフォーン用の予備バッテリーをゲットし、また中華料理屋さんに戻り充電させてもらいました。
疲れ果てて小学校に帰ると電気が復旧してました。じゃあ自分のところも、と思い、戻りましたがダメでした。小学校にまた戻り、毛布を借りて少し寝ようと思いましたが寝れません。そうこうしているうちに夕方になり、もう一度行ってみようとマンションに戻りましたがやはりダメで‥。
小学校に戻ろうと外に出でたとき、同じく帰ってきたマンションの住人がいて、つきませんよ、と話しているとき、マンションの階段の電灯がパッとつきました。あれほどうれしかったのは久しぶりで‥。
部屋に戻ってブレーカーを上げると電気がつきました。これでなんとか生活できると小学校から戻ってきたのですが、大きい余震がまだまだ多く、そのたびに外へ飛び出す体勢をとる。その繰り返し。まったく寝れず、小学校にいるときより、倒壊などの多くの恐怖を抱え、いまこの部屋にいます。

二日目。

朝になり、新聞が小学校の廊下に貼られました。そこにあったのは津波による地獄のような光景。どこか別の国の出来事のようにも感じられました。
昼になると小学校で、ここは家を失った人や帰れない人が優先なので帰れる人は帰るようにと言われました。炊き出しなどをやる予定もない、と。
仕方なく部屋に戻るとあらためて惨状がよくわかりました。本棚は倒れ、皿は割れてる。電気は止まり、おそらくガスも。水道はなぜか水が出た。たぶんタンクにたまってる分だったと思う。そのうちそれも止まった。片付けようかと思いましたが、大きい余震がいまだにきます。
ウチのマンションは一階が駐車場で通り抜けられるようになっているので、バランス的にすごい不安な建物なのです。駐車場のコンクリートの支柱が折れたら絶対倒壊する。その上の僕の部屋は上二階の重さで潰れるでしょう。怖くていれたモンじゃない。
しかしアイフォーンのバッテリーを回復する方法があることに気づきました。部屋においてあるネット用のノートパソコン。このバッテリーは十分充電されているはず! これにアイフォーンをつなぎ充電すれば、と。
が、非常に遅い。3分で1%上がるペース。その間も余震は襲ってきます。夜になりとうとう恐怖に負け30%ほど回復した時点で逃げ出しました。こんな部屋で寝れるわけがない。
上掛け布団を持ち出し、小学校に戻りました。寝かせてくれるだけでいいから、と入れてもらい、暗闇の中でいまだにくる余震にビビりながら、当然寝れるわけもなく、一睡もしないまま朝を迎えました。
それが二日目。

一日目。

その時間、僕は原稿を終えて、アイフォーンでツイッターを見ていたのですが。
はじめグラグラッときて、「地震だ」と思った瞬間に、さらにガタガタガタッ! と激しく揺れました。すぐさまアイフォーンをもったまま外に飛び出し、道路までたどりつくと、とてつもない揺れが襲ってきました。ガードレールにしがみつき、横を見るとウチよりも高いマンションがしなって揺れてる。本当にポッキリと折れてしまうんじゃないかと思うぐらいに。かなり長い間揺れてたように感じました。
やっと止まったかと思ったら、また大きな揺れが。そのときには近くの空き地にいたのでここなら大丈夫と妙な安心感があったのを覚えています。やっと止まって、部屋の中に戻ると壊滅状態。うわーと思う間もなくまた次の揺れが。またもや外に飛び出し、空き地に避難。そこでアイフォーンでつぶやこうと思ったら手が震える。こんなこと初めてでした。
ふと遠くを見ると煙が上がっていました。遠くのマンションが火事になっていたのです。呆然とする中、余震が何度も襲ってきます。アイフォーンの電話は通じなくなってましたが、幸いネットが見れたので状況がある程度わかりました。とてつもない地震に襲われたこと。ツイッターでいろんな人のつぶやきが流れていく。中には非常に適切なアドバイスもあり助かりました。とりあえずこれからどうしたらいいんだろうと途方に暮れているとそのうち雪まで降ってきた。
自転車に乗って交番まで行き、近くの避難所である小学校に転がり込みました。その時点でアイフォーンのバッテリーが切れかかっていて、非常用バッテリーや、ラジオ、懐中電灯を買っておかなかったことを後悔しました。夜になり毛布もなく、ガタガタと震えながらラジオから流れる絶望的なニュースに耳を傾けていました。それが一日目。