2011-03-16

二日目。

朝になり、新聞が小学校の廊下に貼られました。そこにあったのは津波による地獄のような光景。どこか別の国の出来事のようにも感じられました。
昼になると小学校で、ここは家を失った人や帰れない人が優先なので帰れる人は帰るようにと言われました。炊き出しなどをやる予定もない、と。
仕方なく部屋に戻るとあらためて惨状がよくわかりました。本棚は倒れ、皿は割れてる。電気は止まり、おそらくガスも。水道はなぜか水が出た。たぶんタンクにたまってる分だったと思う。そのうちそれも止まった。片付けようかと思いましたが、大きい余震がいまだにきます。
ウチのマンションは一階が駐車場で通り抜けられるようになっているので、バランス的にすごい不安な建物なのです。駐車場のコンクリートの支柱が折れたら絶対倒壊する。その上の僕の部屋は上二階の重さで潰れるでしょう。怖くていれたモンじゃない。
しかしアイフォーンのバッテリーを回復する方法があることに気づきました。部屋においてあるネット用のノートパソコン。このバッテリーは十分充電されているはず! これにアイフォーンをつなぎ充電すれば、と。
が、非常に遅い。3分で1%上がるペース。その間も余震は襲ってきます。夜になりとうとう恐怖に負け30%ほど回復した時点で逃げ出しました。こんな部屋で寝れるわけがない。
上掛け布団を持ち出し、小学校に戻りました。寝かせてくれるだけでいいから、と入れてもらい、暗闇の中でいまだにくる余震にビビりながら、当然寝れるわけもなく、一睡もしないまま朝を迎えました。
それが二日目。