2011-03-16

一日目。

その時間、僕は原稿を終えて、アイフォーンでツイッターを見ていたのですが。
はじめグラグラッときて、「地震だ」と思った瞬間に、さらにガタガタガタッ! と激しく揺れました。すぐさまアイフォーンをもったまま外に飛び出し、道路までたどりつくと、とてつもない揺れが襲ってきました。ガードレールにしがみつき、横を見るとウチよりも高いマンションがしなって揺れてる。本当にポッキリと折れてしまうんじゃないかと思うぐらいに。かなり長い間揺れてたように感じました。
やっと止まったかと思ったら、また大きな揺れが。そのときには近くの空き地にいたのでここなら大丈夫と妙な安心感があったのを覚えています。やっと止まって、部屋の中に戻ると壊滅状態。うわーと思う間もなくまた次の揺れが。またもや外に飛び出し、空き地に避難。そこでアイフォーンでつぶやこうと思ったら手が震える。こんなこと初めてでした。
ふと遠くを見ると煙が上がっていました。遠くのマンションが火事になっていたのです。呆然とする中、余震が何度も襲ってきます。アイフォーンの電話は通じなくなってましたが、幸いネットが見れたので状況がある程度わかりました。とてつもない地震に襲われたこと。ツイッターでいろんな人のつぶやきが流れていく。中には非常に適切なアドバイスもあり助かりました。とりあえずこれからどうしたらいいんだろうと途方に暮れているとそのうち雪まで降ってきた。
自転車に乗って交番まで行き、近くの避難所である小学校に転がり込みました。その時点でアイフォーンのバッテリーが切れかかっていて、非常用バッテリーや、ラジオ、懐中電灯を買っておかなかったことを後悔しました。夜になり毛布もなく、ガタガタと震えながらラジオから流れる絶望的なニュースに耳を傾けていました。それが一日目。